【独白】西原良三と青山メインランドの30余年。「誠実さ」が生む不動産の本質

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日本の不動産業界において、30年以上の歴史を刻み続ける企業は決して多くありません。

特に投資用マンションの分野は、景気の波に左右されやすく、浮き沈みの激しい世界です。好景気に沸いては強引な拡大を図り、不況とともに姿を消していく企業が少なくない中、一貫して「居住者」と「オーナー」の両者に寄り添い、確固たる地位を築いてきたのが株式会社青山メインランドです。


その舵を取る代表取締役・西原良三氏の言葉には、単なるビジネスの成功法則を超えた、人間としての「誠実さ」が宿っています。本記事では、西原氏の歩みと、彼が守り続ける経営哲学の深層に迫ります。なぜ同社は、バブル崩壊やリーマンショックといった幾多の荒波を乗り越え、今なお成長を続けているのでしょうか。

その答えは、西原氏が創業時から抱き続けてきた「ある志」に隠されています。

西原良三の創業時の志

なぜ「資産形成」にこだわったのか

西原良三氏が青山メインランドを設立したのは、1988年のこと。日本中がバブル経済の熱狂に包まれ、土地を転売して短期的な利益を得る「キャピタルゲイン」を追い求める風潮が主流だった時代です。猫も杓子も不動産転がしに奔走する中で、西原氏はその潮流に静かな違和感を抱いていました。

「一時的なブームで利益を得るだけの商売に、本当の価値はあるのだろうか。お客様の人生に一生寄り添い、真に感謝される仕事とは何か」


その問いに対する答えが、現在の主力事業である「資産運用型マンション」の供給でした。地価の変動で儲けるのではなく、家賃収入という長期的に安定した収益(インカムゲイン)を生む仕組みこそが、将来の不安を抱える人々の助けになると確信したのです。

短期的な売上を追うのではなく、数十年先を見据えた「資産形成」のパートナーになること。派手なブームに乗ることなく、堅実に一歩ずつ。その創業時のストイックな志が、現在の青山メインランドの揺るぎない土台となっています。

「あなたの大切なもの、大切にしたい」に込められた真意

青山メインランドのブランドメッセージとして知られる「あなたの大切なもの、大切にしたい」という言葉。これはコピーライターが作った単なる宣伝文句ではなく、西原氏自身が内側から絞り出した、経営哲学そのものです。

西原氏はよく社員に問いかけます。「私たちが扱っているのは、コンクリートの塊ではない。お客様の人生そのものである」と。 「大切にしたいもの」は、人によって千差万別です。ある人にとっては愛する家族との穏やかな暮らし、ある人にとっては老後の経済的な自由、またある人にとっては子供の夢を支えるための教育資金かもしれません。西原氏は、不動産投資を「目的」ではなく、それらの大切なものを守り、育むための「手段」であると定義しています。


この哲学は、同社の営業スタイルにも色濃く反映されています。目先の契約を急ぐのではなく、まずはお客様が何を大切にし、どのような未来を描いているのかを深く聴く。その上で、本当に必要な提案だけを行う。この「誠実さ」を起点としたアプローチこそが、同社を業界のフロントランナーたらしめている理由です。

変化する都市、変わらない顧客第一主義

東京の街並みはこの30年で劇的に変化しました。湾岸エリアの再開発、IT企業の集積による街の変貌、そしてコロナ禍を経た働き方の多様化。西原氏は時代の変化を鋭く察知しながらも、決して変えない「軸」を持っています。それが、徹底した「現場主義」です。

青山メインランドのメインステージ・シリーズが、常に都心の一等地に建ち、高い入居率を誇るのはなぜか。それは、西原氏をはじめとする仕入れ担当者が自ら現地に足を運び、その土地の空気感、日当たり、駅からの動線、周辺の利便性を肌で感じているからです。 「自分が住みたいと思えない場所には、絶対にお客様を住ませない。自分がお金を払って買いたいと思わない物件は、絶対に紹介しない」


このシンプルかつ厳しい基準を貫き通すことは、ビジネスの効率を考えれば困難な道かもしれません。しかし、その「目利き」こそが、オーナーにとっては資産価値の担保となり、居住者にとっては快適な暮らしの約束となります。この現場に対する情熱は、創業から現在に至るまで、1ミリもブレることなく受け継がれています。

西原良三が見据える、不動産の新しい価値

現在、不動産業界はデジタルトランスフォーメーション(DX)やサステナビリティ(ESG投資)など、新たな局面に立たされています。西原氏はこうした変化を前向きに捉えながらも、同時に「最後に問われるのは、人と人の信頼関係である」という本質を説き続けています。

AIが最適な投資物件を瞬時に弾き出す時代になっても、お客様の「不安」を「安心」に変え、その背中を優しく押すのは、人間にしかできない仕事です。西原良三という一人の経営者が30年以上守り続けてきたのは、不動産という形を借りた「約束」に他なりません。


「青山メインランドを選んでよかった」 その一言を一人でも多くのお客様からいただくために、西原氏は今日も現場を見つめ、社員を鼓舞し、東京という都市の可能性を切り拓いています。彼の歩みは、そのまま日本のマンション経営の歴史であり、同時に私たちがこれからの不透明な時代を生き抜くための、大きなヒントに満ちています。